【要約】「生き方(稲盛和夫)」を徹底解説!【人生をやり直しすきっかけに!】

人生と健康

皆さんは、「人としての正しさとは何か?」こんなことを考え追及されたことがありますか?

今回は京セラの名誉会長である、稲盛和夫さんによって書かれた『生き方―人間として一番大切なこと』をご紹介します。

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1.「生き方」を書いた稲盛和夫さんってどんな人

稲稲盛和夫さんは、1932年1月30日の鹿児島生まれの田舎育ちで、京セラを設立された偉大な方です。また社長、会長を経て97年に名誉会長に就任されております。84年には、KDDIを設立し、こちらも会長に就任されております。その他にも日本航空の代表取締役に抜擢され、経営の立て直しに大きく貢献され名誉顧問となっております。

これだけにとどまらず、今回ご紹介する「生き方」の他にも、「心」「考え方」など多数の書籍を執筆され、いずれもベストセラーとなっております。

そんな稲盛和夫さんの「生き方」について解説し、今回「人生の再生」「人生の再出発」にどのように役立つのかを、ご紹介したい致します。

2.「生き方」はこんな悩みを解決!!

今回の記事では、以下のような悩みを持っていらっしゃる方の悩みを解決できます。

  1. ビジネスで成功したい
  2. 今の仕事に対して不満がある
  3. 努力してもなかなか結果が出ない
  4. そもそも何のために生きているのか分からない
  5. リーダーになったけど、どうしたらいいのか分からない
  6. 人生やり直したい!

3.本書「生き方」の結論

本書の結論は、「根本的に何のために生きるのか」を自分に問い、人間として正しいかを意識して毎日を生きると「明るい未来が目の前に現れる」ということです

たとえば私たちが生きている意味、仕事への向き合い方、そして人としてあるべき姿とは何なのか、稲盛さんの体験談をもとに書かれています。

本書を読むと、生きていく上で必要な「人生の指針」が見えてきます。

まずは、要約を見ていきましょう!

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4.「生き方」の目次

  1. 第1章.思いを実現させる
  2. 第2章.原理原則から考える
  3. 第3章.心を磨き、高める
  4. 第4章.利他の心で生きる
  5. 第5章.宇宙の流れと調和する

5.「生き方」の各章ごとの要約

第1章.思いを実現させる

この章では、まず

「何を実現させたいか?」

これを問われています。

あなたには何か実現させたいことがありますか?

稲盛さんは、これまでの経験から「思いの力」を痛感されているようです。求めたものだけが手に入るというのが「人生の法則」とも語っているように、まずは、大きな夢を描くことの重要性を伝えています。

「思いの力」は複数の書物によって「引き寄せ」などと説明されることもありますが、稲盛さんは、「寝ても覚めても思い続ける・考え続ける」ことに意味があることを伝えています。

思い続けると人間の脳は、自然に解決方法を検索し続けてくれるんですね。

しかし、ただ思い続ければ良い訳ではありません。実現させたい思いが「カラーで見えていること」「隅々までイメージできていること」が大事です!!

「細心の計画と準備なくして成功はあり得ない!」

第1章では、「思いを実現させる」ためには、「計画と準備」そして「それまでの過程」が非常に大事!!ということが分かりました。

第2章.原理原則から考える

ここで言う原理原則とは、今回筆者が最も重要と考える

「人間として何が正しいのか」

というシンプルなこです。

稲盛さんはこのシンプルな問いを判断基準にして、貫き通すことが大事だとおっしゃっています。

「嘘をついてはいけない」

「欲張ってはいけない」

「人に迷惑をかけてはいけない」

「人には親切にしなさい」

こんな子供じみたことと思う方もいらっしゃるかもしれません。

あくまでもビジネスの話ですが、上記のことを満たしたビジネスを行っている企業は長く成功し続けていると思いませんか?(僕だけかな・・・汗)

多くの方は、このシンプルな判断基準を「知識」として知っていると思います。

しかし、「使えていますか?」

稲盛さんはこのようにおっしゃいます。

考え方のベクトルが人生のかじ取りをしています。

この章では、皆さんが知っている「人間として正しいこと」を「本当に使えているのか?」このようなことを伝えてくれていることが分かりました。

  • 人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

「熱意」と「能力」は、0~100点あります。

しかし、「考え方」には、-100~+100点のマイナスからプラスまであります。

いくら能力があり情熱的に取り組んだとしても、「考え方」がマイナスなのであれば、結果はマイナスにしかならない。すべてを掛け算しているところが印象的でした。

第2章では、「人間としての正しさ」を問い続けることで、「プラスの考え方」を身に付き、「人生・仕事の結果がプラス」になるということが分かりました。

第3章.心を磨き、高める

なぜ、心を磨く必要があるのか?

それは、「リーダーには才能ではなく、徳が求められるから」です。

稲盛さんは、「心を磨くために必要な6つの精進」を以下のように紹介しています。

  1. 誰にも負けない努力をする
  2. 謙虚にして驕らず
  3. 反省ある日々を送る
  4. 生きていることに感謝する
  5. 善行、利他行を積む
  6. 感性的な悩みをしない

さらに、これを成すために以下の3毒を断ち切るようにも紹介しております。

  1. 怒り
  2. 欲望
  3. 愚痴

「3毒」というのは、元々は仏教からきているようですが、稲盛さんは少し違う言葉で紹介してくれていました。

まるで修行僧のような生活になりそうです(汗)

成功者は感情コントロールの達人だともいわれますが、この章では、まさにそのことをおっしゃっているかのようでした。

この章では、「成功者に必要な感情のコントロール」をするために、「3毒」に耐え、「6つの精進」を日々淡々と乗り越える必要があることが分かりました。

第4章.利他の心で生きる

なぜ、「利他の心」が必要なのか?

それは「他を利する」ところにビジネスの原点があり、物事を見る視野が広がるからです。

物事を見る視野が広がると、「地獄は極楽」にもなります。

どういうことかというと、ここで老師の話をしているのですが、あの世に行った際に「地獄」も「極楽」も差ほど変わりはないが、光景が違う。どちらにもおいしそうな「うどん鍋」をみんなで囲み、そこには1mのお箸しかない。「地獄」では、うどんを何とか食べようとするが、そのお箸を使って自分で食べることができないので、他人がつかんだうどんを無理やり取り上げている。しかし、うまく食べれず、みんな植えている。反対に「極楽」では、みんなが「あなたが先にどうぞ」とみんなで分け合いながら食べるので、植えている人は一人もいない。こういった相反する光景であるそうです。

われわれの社会に置き換えて考えると、よくイメージできますよね?

自然界(動物や植物)の食事は、欲張ると後々食物がなくなり困ることを潜在的に知っているので、欲張らずに必要な分だけ食べているそうです。しかし、人間だけそうではなく、余分に食べることがあります。自然界は「足るを知っている」ということです。

この章では、「足るを知り」必要な分以外は手にせず、「利他の心」で分け合うことで、「極楽」な社会を築くことができるということが分かりました。

第5章.宇宙の流れと調和する

宇宙の流れとは、「因果応報の法則」のことです。

「結果」には、必ず「原因」があります。

人のあるべき「生き方」を目指すことで、明るい未来へたどり着くことができるという流れのことです。

どんなちっぽけなものにも役割が与えられています。その役割を遂行するためには、さまざまな「業」が襲い掛かってきます。

そんな不幸なことが起こった時は、「業」が一つ消えたと喜ぶことを稲盛さんは勧めています。

喜ぶことで「プラスの原因」が作られるので、「プラスの結果」へ導かれることを伝えてくれれいます。

この章では、「生き方=原因」であるので、「人として何が正しいのか」を問い続けることで、「あなたの役割=結果と原因」が与えられ、「明るい未来=結果」を得ることができることが分かりました。

6.お悩み別 お勧めの行動は?

それでは、1~7のお悩み別で、ドンペイおススメの行動をご紹介いたします。

  • ビジネスで成功したい

⇒1~5章のすべてを実践しましょう!他に言うことはありません!!(笑)

  • 今の仕事に対して不満がある

⇒「利他の心」を思い出し、その不満は全社員のニーズなのか?を考え直してみましょう!不満に思っているのは、あなただけなのかもしれません。

もし反対に、社員全員のニーズであれば、会社で功績を挙げるチャンスと思いましょう!

⇒「実現させたい思い」をもう一度思い出しましょう!あなたがやりたいことは、そんなところにはないのかもしれません。場所を変えることも選択肢の一つです!

  • 努力してもなかなか結果が出ない

   ⇒「考え方」がプラスなのかマイナスなのかを見直してみましょう!!

     結果=考え方×熱意×能力

    ここは、稲盛さんがおっしゃる原理原則を見直すことで、解決できるのではないでしょうか?

    「考え方」がマイナスになっていないか?ぜひ、見直してみてはいかがでしょうか?

  • そもそも何のために生きているのか分からない

   ⇒「利他の心」を思い出し、とにかく「人のため」と思うことを一つ一つこなしてみては

    いかがでしょうか?

    人のために行い続けることで、いつか感謝の気持ちを受け取ることになると思います。

    そんなとき、あなたの生きる目的が見つかるかもしれません。

  • リーダーになったけど、どうしたらいいのか分からない

   ⇒「心を磨くために必要な6つの精進」に取り組み、3毒と戦いましょう!

    心が磨きあがったころには、あなたは何もしなくても、あなたを中心に周りが

    動いてくれる状況になっているでしょう!これが宇宙の法則ですね!

  • 人生やり直したい!!・人生を再生したい!!

   ⇒次の章(7)をご覧ください!!

7.「生き方」を「人生の再生・人生のやり直し」にどう役立てるか?

以上、読んでみて いかがだったでしょうか?

「こんな修行僧みたいなこと、なかなかできないよ!」なんて思っていませんか?

大丈夫です!

全部しなさいなんて言っていません!!(笑)

「人生を再生・やり直す」ためにドンペイが取り組んだおススメの項目をお伝えしたいと思います!!

それは、

  • 「実現したいことを決めること」
  • 「実現したいと思い続けること」
  • 「人間として正しいことを考え続ける」

たったこれだけです!!(笑)

最終的には全てやってしまう必要があるのですが、稲盛さんもおっしゃっているように、「思いの力=人生の法則(引き寄せの法則、宇宙の法則)」です。

思い続けることさえできれば、きっといつか、あなたは動き始めることができるはずなんです。

だって宇宙の流れは、そうなっているのですから。

あなたは、人生を再生したい・やり直したいと思い続ける「覚悟」はありますか?

「リーダーなんかになりたくないよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「人生を再生したい・やり直したい」というのは、主語が「私(自分)」ではありませんか?

思い通りになるためには、自分がリーダー(主役)になることが大前提です。そもそも、あなたの人生の主役は「あなた」のはずです。

ドンペイは思い続けられた結果、コミュニケーション障害を乗り越え、今の職場では人材教育のリーダーをやっております。これもドンペイが引き寄せたのだと信じています。

ドンペイは、「思いの力」が人一倍強いと思います。その結果、叶わなかった願いは一つもありません。今は、さらに一つ上のステージに向かいたいという願いがあります。

これも思い続けることによって、必ず叶いますので、そんなドンペイの姿も何らかの形で発信できればと思っています。

8.おわりに

本書「生き方」には、

「人間として正しいことを追求することが、人生を良くする秘訣」

であることが分かる人生哲学的な内容でした。ロングセラーであり、ミリオンセラーにもなっていることも納得の1冊ですね。

「人生をやり直す」「人生を良くする」ためには、

  • 「人としての正しさとは何か?」を追求する!
  • 「因果応報の法則」をうまく利用する!

これを継続することの重要性を教えていただきました。

今回はドンペイが「人生の再生」に役立つごく一部をご紹介いたしました、「人生の指針」となる良書ですので、ぜひ手に取って手元に置いておいてはいかがでしょうか?

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