訪問リハビリを受けている人って、幸せに暮らせているの?

こんにちは!白衣の男子です!

前回は「訪問リハビリを受けている人の特徴」について書きました。

今日は前回に続いて、訪問リハビリを受けている人の「日常」についてお伝えしたいと思います。

皆さんは、実際に訪問リハビリを受けている人の日常ってどんなイメージを持っていますか?

「病院に行かなくても自宅に来てくれるなんて、リハビリができてラクそう!」

「自宅に人が出入りするなんていやだ!」

様々なイメージがあるのではないかと思います。

今日は、そんな訪問リハビリを受ける人の実際について、お伝えできればと思いますので、最後まで読んでみてください!

訪問リハビリを受けている人の日常って実際どうなの?(研究報告偏)

訪問リハビリを受ける人の日常って実際にどうなのでしょうか?

訪問リハビリを受ける人の日常を対象にした研究では、「満足度」や「幸福感」などに焦点が集まっているようです。

金川先生らの報告¹では、訪問リハビリや通所リハビリを利用している脳血管障害(脳卒中)の内要介護認定を受けている219名(49施設)の内、6か月以上追跡できた169名を対象に、「在宅のリハビリ」が「ADL(日常生活活動)」「QOL(生活の質)」に及ぼす影響を調査しています。

結果は、QOLを高めるためには「訪問リハビリ」を使用した方が良い!

一方で、身体機能を高めるためには「訪問リハビリ+通所リハビリ」の併用が良い!

ということが分かったそうです。

また、菱井先生ら²は、「身体機能」の高さと「幸福度」は関係ない!

ということを明らかにしています。

つまり、この2つの研究からは、日本の生活において、身体機能がリハビリによって向上するからと言って、幸福度が良くなるわけではない!ということが分かります。

ただし、個人差はあると思います。

ご利用者の中には、「動けないなら生きている意味はない」と思っていらっしゃる方も当然います!

ですので、一概には言えませんが、

訪問リハビリは、QOLを向上させる効果があるということがわかります。

しかし、これらの研究は、訪問リハビリを利用している人しか対象になっていないので、

訪問リハビリを受けていない人と、どの程度幸福感が変わるのか?QOLがどの程度違うのか?が全く分かりません。

訪問リハビリを受けている人の日常って実際どうなの?(筆者体験談)

では、実際の幸福感はどの程度さがあるのか?

QOLはどの程度違うのか?

ここからは、筆者の体験談をお伝えできればと思います。

訪問リハビリを受ける人は、主に

「現状の身体の運動機能を維持したい」

「運動よりも定期的に誰かに身体の状態を見に来てほしい」

「これ以上悪くならないようにしてほしい」

という方が多い印象です。

筆者が、幸福感やQOLについて良く聞く声は、

「もうあと何年生きられるかわからないし、無理したくないよ」

「前より良くなった気がする」

「何もないよりは介護負担が少なくて良い(家族の意見)」

「訪問してくれると便利」

と様々です。

しかし、「今が幸せ」というような声は、残念ながら聞いたことがありません。

やはり、QOLは向上しそうなイメージがあり、幸福感は変化しないイメージです。

将来、豊かな老後を過ごすためにはどうすればいいの?

では、どうすれば幸福感に満ちた豊かな老後を過ごすことができるのでしょうか?

それは、若いころから「生活習慣病」「癌」「認知症」などにならないように予防する!

予防を意識した「食習慣」や「運動習慣」を身に付ける!

訪問リハビリを受けるような身体にならないように予防する!!

これが必須だと感じます!

予防をしても必ずならないとは限りません。

ですが、予防はリスクを下げる効果があります!

人生100年時代です!

皆さんにとって、幸福で豊かな老後とはどのように過ごすことでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

参考引用

1.ja (jst.go.jp)

2.菱井修平.indd (kawasaki-m.ac.jp)

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